東京国際シネシティフィスティバル『ディパーテッド』 [映画]
本日は、お正月第2弾公開予定の『ディパーテッド』の感想です(ネタばれありなのでご注意を)。
これは、『インファナルアフェア』のリメイク版。私は『インファナルアフェア』を踏まえての鑑賞となりましたが、わりと忠実に作られていたと思います。色々なエピソードが増えていたので前半は少々飽きてしまい、また理解するのが困難ではありましたが、後半はテンポも良くなっていて面白かったと思います。ラストが違っていましたが、私はこのラストは受け入れられました
ただ、私としてはどうしても変えて欲しくなかったところが2つあります。1つ目は、モールス信号。『インファナル~』では、このモールス信号が結構キーワードとなっていて、潜入捜査官と上司の間で使われたり、主役二人が始めて電話で話す最初の合図であったり、そして潜入捜査官のファイルのパスワードになっていて、一貫性がありました。しかし、『ディパーテッド』ではまったく使われていませんでした。2つ目は、潜入捜査官への誕生日プレゼント。これは、潜入捜査官とその上司が強い絆で結ばれていることを表していました。しかし、『ディパーテッド』ではこのシーンがなく、絆の薄さが少々気になりました。そういう意味では、『インファナル~』は登場人物の心情を中心に、『ディパーテッド』はアクションを中心に描かれているのでしょう。
比べてしまうとやはり『インファナル~』を越えることは出来なかった気がしましたが、これはこれで見ると十分楽しめる映画だと思いますので、もし興味ある方はぜひ劇場に足を運んでみてください
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