SSブログ

東京国際シネシティフィスティバル『ディパーテッド』 [映画]

本日は、お正月第2弾公開予定の『ディパーテッド』の感想です(ネタばれありなのでご注意を)。

これは、『インファナルアフェア』のリメイク版。私は『インファナルアフェア』を踏まえての鑑賞となりましたが、わりと忠実に作られていたと思います。色々なエピソードが増えていたので前半は少々飽きてしまい、また理解するのが困難ではありましたが、後半はテンポも良くなっていて面白かったと思います。ラストが違っていましたが、私はこのラストは受け入れられました

ただ、私としてはどうしても変えて欲しくなかったところが2つあります。1つ目は、モールス信号。『インファナル~』では、このモールス信号が結構キーワードとなっていて、潜入捜査官と上司の間で使われたり、主役二人が始めて電話で話す最初の合図であったり、そして潜入捜査官のファイルのパスワードになっていて、一貫性がありました。しかし、『ディパーテッド』ではまったく使われていませんでした。2つ目は、潜入捜査官への誕生日プレゼント。これは、潜入捜査官とその上司が強い絆で結ばれていることを表していました。しかし、『ディパーテッド』ではこのシーンがなく、絆の薄さが少々気になりました。そういう意味では、『インファナル~』は登場人物の心情を中心に、『ディパーテッド』はアクションを中心に描かれているのでしょう。

比べてしまうとやはり『インファナル~』を越えることは出来なかった気がしましたが、これはこれで見ると十分楽しめる映画だと思いますので、もし興味ある方はぜひ劇場に足を運んでみてください


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『手紙』 [映画]

手紙』を見てきました。強盗殺人を犯して服役中の兄をもつ1人の青年の苦悩だらけの人生を描いた作品です。主人公の青年を山田孝之、その兄を玉山鉄二が好演していました。山田孝之を一番最初にテレビで見たときは、なんて可愛い子なんだろう・・・と思ったのですが、ここ最近はあまり明るい作品に恵まれず、さらにスキャンダルが拍車をかけて爽やかなイメージからかけ離れてしまっていたのですが、それが返ってこの役にはいい効果をもたらしたのか、苦悩する青年をうまく演じていたと思います。また、今まではイケメン俳優としてしか見てなかった玉山鉄二が、今回始めて役者に見えた気がしました。ただ、号泣する映画かと思って観に行ったのですが、意外とストーリーは淡々と流れていった気がします。とは言え、ラストのシーンでは泣かされてしまいましたが・・・

自分の人生なんだから、後悔のないように生きたい。それはもちろん大事なことだとは思います。が、それと同時に、自分の行動がどれだけ周りの人間に影響を及ぼすのか、それに自分がちゃんと責任をもてるのか、それも考えなくてはいけないんだなぁ・・・と思い知らされる作品でした


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『ただ、君を愛してる』 [映画]

今日は、『だた、君を愛してる』を見に行って来ました。登場人物が写真を趣味としているため写真が沢山出てくると聞いたので、これは是非にと思い見に行くことにしました。

 

とにかく、とても切ない映画でした 全体的には淡々と流れて行き、淡い感じの内容ではありました。玉木宏の大学生役にちょっと違和感を感じたり、ポイントポイントで、それはどうなの?と思う部分も多少ありました。が、宮崎あおいがとても好演していたと思います。まだ垢抜けていない女の子をうまく演じていました そして、私にとってはちょっと予想外だったラストは涙なくしては見れませんでした そのラストのシーンでは写真がうまく使われていて、写真の持つ力で、セリフでは表現できない思いを表していたような気がします あぁ、やっぱり写真は素晴らしい♪ 映画を見終わって帰る間中ずっと、そのシーンは私の頭からなかなか離れませんでした・・・。

 

私は普段、人より風景の写真を撮るほうが好きなのですが、この映画を見てとても人が撮りたくなりました。人の笑顔って、どんな素晴らしい景色でも勝ることの出来ない、最高の風景なのかもしれない


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『フラガール』 [映画]

 参った・・・。まさか『フラガール』でこんなに泣かされるとは 

閉山寸前の炭鉱町に突然持ち上がった常磐ハワイアンセンター設立の話。ここでのプロダンサーを目指すど素人の町の娘たちと、東京から指導者として連れてこられた元プロダンサーとの苦悩を描いたノンフィクション作品です。

ストーリーもまとまっていてとても分りやすかったですし、笑いどころあり、そして後半は鳴きっぱなしの映画でした。ダンスのシーンでさえ感動で泣きそうになっちゃったくらい そしてこの映画を見て何より感じたのは、蒼井優の魅力 正直、この映画をみるまではあまりこの子を可愛いと思ったことはなかったんです。TBSの情熱大陸で彼女の特集を放送したときも、残念ながら私には彼女の良さを理解することは出来なかった でも、この映画を見て、ビックリするくらい彼女に引き込まれました 演技ももちろん、とにかくいい表情をするんですよねぇ♪ 本当にスゴイです それと、私的にもうひとつ目を引いたのは松雪泰子のファッション。40年前のファッションなのに、すごく可愛かったぁ でもあれは、松雪泰子だから似合うのかな 

私が今年見た映画の中で1・2を争う作品だわ もう1回見たいかも


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『ゲド戦記』 [映画]

今さらですが・・・・・『ゲド戦記』を見に行って来ました ジブリ作品は大好きなんですが、あまり評判がよろしくなかったので、あえて見にいくつもりはありませんでした。が、たまたま招待券をいただいたので、ギリギリ駆け込みで見てきました。

う~ん、これは『生と死』について書かれてたのかなぁ・・・。正直ちょっと分りづらかったです 残念ながら、あまり心に響かなかった ただ、画はやっぱり綺麗でしたよ 崖から見下ろす町並みは圧巻でした しかも、ジブリ映画の食事シーンって、なんであんなに美味しそうに描かれているんだろう シチューが食べたくなりました♪

それにしても、ここ何年もの間、ジブリ映画ってどうして有名タレントを声優として起用するんだろう・・・。特にハウルのキムタクにはがっかりした タレントだとどうしてもその人の顔が浮かんできちゃって、そのキャラが殺されちゃう気がするんですよねぇ その点、田中真弓さんのパズーは最高だった あの頃私は、パズーにかなり恋してましたから。あはっ 

今回は宮崎駿作品じゃないから、比べるのは良くないかも知れないけど、私の中では『天空の城ラピュタ』を超える作品はなかなか生まれないなぁ・・・。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

東京国際映画祭『パフューム -ある人殺しの物語-』 [映画]

今日は、映画祭で上映された『パフューム』(2007年3月公開予定 出演:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン)を見に行って来ました。驚異的な臭覚を持つ青年が、町ですれ違った女性の体臭に惹かれ、それを手に入れるべく調香師になり才能を発揮するが・・・という話。

大ベストセラーになった小説の映画化で、スピルバーグやスコセッシが制作権を奪い合ったと言う作品。ちょっと期待して行ったのですが、正直あまり気分良く見れる映画ではありませんでした 連続殺人の話なので当然と言えば当然なんですが、殺人の動機や主人公の心理状態があまりにも理解を超えていると言うか・・・ また、『驚愕的なラスト』と言われているものも、途中から読めなくもないし、しかもちょっとえぐい気が・・・。愛されず、また愛す事を知らずに育った青年。その上、類まれな臭覚を生まれ持ってしまったがための悲しいストーリーではあるんでしょうが、私には残念ながら受け入れることが出来ませんでした。

全国公開系の映画のようですが、単館くらいにした方がいいんじゃないかなぁ

 

追伸: 脇を固めたダスティン・ホフマンも良かったですが、ハリーポッターシリーズのスネイプ先生が出ていて感動 ハリポタでは黒髪でちょっとミステリアスな雰囲気を出していますが、こちらでは全く違い、娘を必至に守ろうとする父親役。髪が白髪交じりの茶髪だったのですぐには気が付きませんでしたが、あの特徴ある声で分りました♪


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

東京国際映画祭『プラダを着た悪魔』 [映画]

毎年観に行っている東京国際映画祭。今年も2作品を観に行く予定です。今日観に行ったのは『プラダを着た悪魔』(11月18日公開予定 出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ)。

冴えない女の子がジャーナリストになるためにファッション誌の編集室に勤め始める。そこにいる超カリスマ女編集長とのドタバタ劇を描いた物語。ストーリーはいたって分りやすいものでしたが、何と言ってもこの映画の一番の見物は、ファッション 様々なファッションが登場してきて、見る者を楽しませてくれます。ファッションに興味ある人にはたまらないでしょう また、舞台もNYやパリといったオシャレな町で、これが更にスタイリッシュさをアップさせ、映画と言うよりは動くファッション雑誌を見ているような気分にさせられます♪

この映画を見て私が感じたのは、「自分らしく生きる」ということ。この映画の主人公も、キャリアアップのために編集室で奮闘するわけですが、自分の生活や恋の困難にぶつかります。そして最後には、自分の生きる道を探し当てます。何年も社会人をやっていると思うのですが、自分らしく生きると言うことはなかなか難しいもの。それどころか、自分らしいと言うのはどういうことか、それを見つけるのさえ難しい・・・。しかし、それはいくつもの経験を経て少しづつ見つけ出せて行く気がするのです。

自分らしく生きたいと言って何もしないでいる人よ、それは「自分放棄」なのでは


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『ユナイテッド93』 [映画]

衝撃的でした・・・・・。今もこの文章を書きながら、涙が出てきそうになります。5年前のあの日、一晩中ニュースを見て味わった、あの何とも表現しようのない気持ちに再びなっています・・・。(※この後はネタばれがありますので、ご注意ください)

 

アメリカ同時多発テロでハイジャックされた飛行機は、世界貿易センターに突入した2機と国防総省(ペンタゴン)に突入した1機、そして途中で墜落したこのユナイテッド93の4機でした。この映画は、ユナイテッド93の機内と管制塔を中心に描かれていました。見る前は、これは1つの物語的な感じに作られているのかと思っていました。ところが、予想に反して、かなりドキュメンタリーかと思わせるような映画に仕上がっていました。カメラが固定ではなくハンディーで撮られていたこと、また役者が有名な役者でなかったことがそう思わせる要因の1つだったのではないでしょうか。なので、ものすごくリアリティーが感じられました。もちろんリアルに、あの世界貿易センターへ飛行機が突入する実際のシーンも映されています。そして、その瞬間の管制塔での凍りついたシーンでは、私まで呼吸が苦しくなる思いでした。機内のシーンは、実際にはどのようなことが起きていたのかは生存者がいないので詳しくは分っていませんが、乗客からの電話を受けた遺族の話を元に作られているようです。一説では、途中で爆破したとも言われているようですが、この映画では、最後に乗客が力を合わせてテロリストに立ち向かって行きコックピットにまでたどり着きます。すでにこの飛行機の結末は分ってはいるものの、テロリストと乗客が操縦桿を奪い合うシーンでは、「お願い! 頑張って!!」と願わずにはいられませんでした。結局コックピットの窓の外にどんどんと地面が近づいてきて・・・・・。ここで画面が真っ暗になり数秒の沈黙で終了となります。結果はもちろん分っていました。でも私はこのラストが終わった瞬間、途方もない絶望感に襲われ、溢れる涙を抑えることが出来ませんでした・・・・。

帰りがけに、同じくこの映画を見た人が、「もう怖くて飛行機に乗れないよぉ~」と言っているのを耳にしました。私はちょっと怒りを感じました。これは、飛行機の怖さを教えるための映画じゃないんだよ!! 多くの犠牲は、もっともっと大きな意味を持っているんだよ!!!って言ってやりたかった。普段、あまり作者の真意を深く考えずに映画を見る私ですが、この映画では深く考えさせられました。そして、この事件で味わった気持ちは決して忘れちゃいけないんだと、そう改めて感じる作品でした。

撮影がハンディーカメラで撮られていたので、画像が固定されずちょっと見づらかった事と、乗客が家族に電話をして別れを言うシーンが、家族への愛をメインテーマにしていないこの映画にしてはちょっと長すぎた事が(やりすぎは逆に引いてしまい兼ねないので)、私的には少々マイナスポイントだったかなとは思いますが、それでもこの映画は見て損はないと思います。あと10日ほどであれから5年が経ちます。決して気分の良い映画ではありませんが、もしまだこの作品を見てなくて、私のつたない感想を聞いてちょっとでも共感を持てていただけたら、是非この作品を見に行ってみてください!!!


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』 [映画]

私が、2006年の中で一番楽しみにしていたのが、この『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』です とにかく1作目が大好きで、映画館にも2度足を運び、DVDでも2~3回見てしまったくらいです。ジョニー・デップのコミカルな演技、テンポの良いストーリー展開、サイコーな結末。私にとってはどれをとっても文句のつけようのない映画でした そんな映画の続編なんですから、期待しないわけにはいきませんよね

 

(※多少ネタばれがあります)さて、実際観た感想にいきま~す。まず一言で言って、ちょと長かったですが、でもやっぱり今回もすごく楽しませていただきました 1作目に比べると、ちょっとストーリが難しくなっていた気がしますし、出てくる怪物も、前回は単なるがい骨でしたが、今回は微妙にグロテスクになっていました。顔にふじつぼはちょっと気持ち悪かったなぁ・・・ それでも、今回もストーリー展開はテンポ良かったですし、ジョニー・デップのコミカルな演技は健在でした。やっぱりジョニーにはああいう変わった人物の役がはまり役ですよねぇ~♪ そして、シリーズ物の良い所は、何と言っても登場人物が同じというところ ジャックの仲間たちはもちろん、ノリントン提督があんな落ちぶれた姿で出てくるとは思ってもいなかった。でも、一番ビックリしたのは、キャプテン・バルボッサの登場でした あなた、死んでなかったの? 改心しちゃったの???って驚きを隠せませんでした。しかも、このシチュエーションでは確かに適役だし。私の中では一番興奮した場面かもしれません まあ、2作目はこのバルボッサの登場で終わっちゃうんですけどねぇ・・・。3作目が決まっているため、2作目はキリのいいところで終了。なので、1作目のような満足感ある終わり方というわけにはいきませんでしたが、これはさらに3作目にも期待大ですよ♪♪♪ 次は、5月26日公開予定。う~っ、待ち遠しいです 2作目をこれからご覧になる方は、ぜひ1作目を復習してから観に行って下さい。数倍楽しめること請け合いですよ

 

そうだ。この映画を観るにあたって、事前に映画の口コミを色々みたんですが、中に、「1作目は観てないので意味は分らないし、3作目があるのを知らなかったので終わり方は中途半端だし、全然面白くありませんでした」と、5つ星の評価中1つ星しかつけてない人がいました。そんなんじゃ面白くないのは当たり前だっつーの 私は、映画は口コミを参考にして観にいく事が多いんです。こういう、評価に値しないものを載せるのって非常識だと思うし、正直すごく迷惑なんですよねぇ~ ・・・ちょっと解せなかったので、愚痴らせていただきました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『グエムル~漢江の怪物~』 [映画]

ここ1週間の間、試写会に行きまくってます。そう、今日も行ってきました ただ、どれも友達に誘われたり譲ってもらったものばかり・・・ちょっとセコイかしら

さて、今日見たのは『グエムル~漢江(ハンガン)の怪物』(監督:ポン・ジュノ、出演:ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ他)という韓国映画です。題名を見ればすぐにお分かりだと思いますが、怪物がもろに出てくる、韓国版エイリアンといった感じの映画でした。まあ、『エイリアン』は未知なる惑星での話しなので、見ている側もまったく未知の世界の物語として見る事が出来たんじゃないかと思いますが、この映画はソウルに実際にある漢江という川が舞台ですし、現代の話なので、これはなかなか現実と結びつけて考えるにはちょっと難しくて、冷めてみてしまう人もいるかもしれません。しかも、最近の映画はかなり技術も高くなっていますし、昔に比べると映画自体がずいぶん身近なものになっているので、見る側も目が肥えてしまい、いくらCGでリアルに出来た怪物でも、ストーリーがよっぽど面白くない限り、今日ではなかなかウケないんじゃないかなぁ・・・と思ってしまいました ただ、子供のときから『エイリアン』が好きで、テレビで放送するたびに見ていた私としては、それなりに楽しめました ストーリーは、娘を怪物にさらわれた父親が、家族力を合わせて助けにいく・・・という内容であまり難しくないので、深く考えたくない&ドキドキ感を味わいたい方には良いと思いますよ。

要は、人間の身勝手な振る舞いは、良い結果をうまないという事なんでしょう


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。